小規模高齢化集落の水利秩序とコミュニティ形成の現場を見たくなり、ミツカンの取材として三日間、三集落を回ってきた。みんなの集落研究所の阿部典子氏にお世話いただいた。
行くとわかるが、山は高くないが起伏があり、川の支流の両側に水田が奥深くまで拡がっているのが吉備高原の特徴。毛細血管のように支流があり、始点には溜池があり集落があり、支流・谷毎に異なった水利秩序と土地利用がある。
一般に老年人口比率が50%を超えると「限界集落」と呼ぶわけだが、そうしたイメージにはおさまらない姿がある。
下の写真は英田上山集落。移住者が増え、棚田がおもしろい役割を果たしている例。水柿大地さん、梅谷真慈さんに水利と集落について案内いただいた。詳しくは2月にご紹介する。