記憶の旅 中庭光彦の研究室

都市や地域の文化について

奈義町、吹屋のベンガラ色の町並み-岡山県 雨の三日間

 三日間にわたり、岡山県内を視察。最初は、奈義町合計特殊出生率が周囲に比べ異常とも言えるほど高いため、その取材のためにと、役場の情報企画課副参事の小坂氏より、話をうかがい、ある程度了解できた。

 折角なので、奈義から30分程行くと、鳥取県智頭町。この町も歩く。

 1日目は、岡山市内で、以前お会いした「みんなの集落研究所」の阿部さんと再会し、情報交換。

 2日目は、智頭、奈義町の山の駅でおいしい肉と野菜のバイキング。奈義は黒ボク土で野菜がおいしいし、奈義牛もうまい。午後は奈義町役場でインタビュー。

 3日目は、ベンガラの町並みで有名な、高梁市の吹屋。そして、倉敷市真備町岡山市備中高松城跡と巡ったが、3日とも曇天か雨。特に今日はどしゃぶり。

 雨と霧にけむる吹屋の町並みも良いもので、資料館の方に説明をうかがう。いまは103目の住民だが、一時は5千人以上住んでいたという。石見銀山大森町を思い出したが、豪商による山上の楽園という趣。ここもAdaptive Reuse。

 この三日間の取材は、春秋の私の授業・ゼミでの紹介ネタになる。

ベンガラの朱色で統一された吹屋の町並み