記憶の旅 中庭光彦の研究室

都市や地域の文化について

オンラインゼミ開始

 新型コロナのため、大学の授業開始が5月7日となった。と言っても、学生のゼミ活動をそれまで放っておくのはおもしろくない。そこで、一昨日からGoogle Meetを使ってオンラインゼミを始めた。

 ただ話をする分には問題ないが、ディスカッションとなると全体の集中力が10分程度で切れる。またMeetは5人を超えると画面に全員の顔が映らなくなる。顔を切り替えながらしゃべるのは、なかなか疲れる。それは学生も同じだろう。Zoomの方がよいか?

 放送大学のように、共通の教材が必須ということは自覚できた。他の担当講義でも、いま遠隔授業用にレジュメではなくテキストをつくっている。文部科学省はアクティブラーニングを進めているので授業中の双方向討議を行っていたわけだが、今度はテキストをつくって、それをベースに遠隔で自発性を引き出す。これもチャレンジ。

 オンラインゼミをどこまで使い倒せるかは、いま大学教員がクリアすべき課題だろう。それでも残るFace to faceのやりとり、創造やひらめきのプロセスをどうつくるか?これを考える1年となる。

 今後、教育のかたちが大きく変わる。かもしれない。

 ちなみに多摩大学中庭ゼミは来週から通常通り毎週オンラインゼミを行う。次週はZOOMを使うことにする。40分までは無料なので。