記憶の旅 中庭光彦の研究室

都市や地域の文化について

済南市・国際泉水文化景観都市連盟会議で報告

 9月2日から5日間、中国山東省済南市を訪れた。東京日中友好協会の訪問団として「国際泉水文化景観都市連盟会議」に参加するため。中国は初めてだったが、済南市の手厚いもてなしのおかげで、会議での報告、エクスカーション、市内視察、充実したものとなった。

 会議では「日本の湧水景観-保全と活用を巡る課題」というテーマで滋賀県高島市針江と長崎県島原市の例等を紹介した。日本からの参加者はわれわれの団6名だけだったが、多くの国から参加しており、自治体外交の重要性を実感した。会議の他にも、泉都市を象徴する大明湖、そこに至る夜の水路クルーズ、泉水処理施設、ハイテクセンター、生命科学センター、黄河、芙蓉街を視察。特に芙蓉街の中に入った路地では泉水路を生活用水として使用している人々を目にすることができ、済南市中心部の湧水文化景観の実態や各国との違いがわかるおもしろい旅となった。

f:id:nakaniwatama:20180904170250j:plain

f:id:nakaniwatama:20180905124153j:plain