記憶の旅 中庭光彦の研究室

都市や地域の文化について

地下水学会シンポジウムで水の文化政策について報告

 日本地下水学会シンポジウム「わが国における地下水ガバナンスの現状と課題-社会系科学の側面から-」で「地下水・湧水に関する水の文化政策」という報告をしてきた。地下水ガバナンスがテーマなのだが、学会が異なると、その意味する所も異なり、一種の異文化体験だった。でも刺激的。

 大阪府立大学の遠藤先生、創価大学の宮崎先生とも久しぶりにお会いできた。

 今後も水文化と地域活性化の関係、方法論は広めていくつもりだ。

 以下、プログラム

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「わが国における地下水ガバナンスの現状と課題-社会系科学の側面から-」
主催 公益社団法人日本地下水学会
2014 年 7 月 1 日に「水循環基本法」が施行され、2015 年 7 月 10 日に「水循環基本計画」が閣議決定されました。しかしながら、水循環基本計画が実効性のあるかたちで社会に反映され、また、その中で“地下水”が持続可能なかたちで有効利用および保全されていくためには、まだ多くの実行すべき課題が残されています。
公益社団法人日本地下水学会では、こうした課題を具体化し、社会に認識してもらうた
めの活動を行っていくことが責務であると考え、水循環基本計画に示されている多くの施策項目、特に持続可能な地下水の保全と利用に関わる「地下水ガバナンス」を中心とした調査・研究を社会科学的な観点から行う「地下水ガバナンス等調査・研究グループ」を立ち上げ、検討を行っています。
本シンポジウムは、地下水ガバナンス等調査・研究グループの各担当グループからの中
間的な研究成果を報告するとともに、先駆的に取り組まれている地方自治体の経験、NPOおよび企業の立場から見た地下水ガバナンスへの期待についてご講演いただき、地下水ガバナンスをどう社会に適用していくべきかをテーマにパネルディスカッションを行います。
地下水学に関わる研究者・技術者はもちろん、水循環に関わる諸施策の推進に向けて役
割を担われる国、地方公共団体、事業者、民間団体等の皆様の積極的なご参加をお待ちし
ております。
日 時: 2019 年 1 月 25 日(金)13:00~17:50
場 所: エッサム神田ホール 2 号館 3 階大会議室(2-301)
東京都千代田区内神田 3-24-5
参加費: [税込金額]
正会員・特別会員:5,000 円、準会員:3,000 円
非会員:5,000 円(自治体関係者、学生)、10,000 円(一般)
※:自治体より地下水協議会としてまとめて参加申し込みされる場合は自治
関係者扱いとさせていただきます(1 団体当たり 10 名以上で参加申し込み
される場合はさらに 1 名当たり 1,000 円団体割引させていただきます)。
定 員: 160 名
CPD単位:4.2
プログラム(案)
内 容:
(12:30~13:00 受付)
13:00~13:10 開会挨拶 日本地下水学会 会長 谷口真人
13:10~13:40 地下水ガバナンスの構築に向けて-包括研究の枠組みと論点整理-
千葉知世(阪南大学経済学部 准教授)
13:40~14:10 ガバナンス論の視点からみた地下水保全先進事例の再評価
遠藤崇浩(大阪府立大学現代システム科学域 准教授)
14:10~14:40 日本における地下水ガバナンスの動態に関する事例分析
八木信一(九州大学大学院経済学研究院 教授)
(14:40~14:50 休憩)
14:50~15:20 水への恩返し ~井戸枯れから始まった地下水保全の取り組み~
帰山寿章(一般財団法人 水への恩返し財団 事務局長)
15:20~15:50 地下水・湧水に関する水の文化政策
中庭光彦(多摩大学経営情報学部事業構想学科 教授・
ミツカン水の文化センター アドバイザー)
15:50~16:20 富士フィルム九州㈱における地下水・環境保全活動
高木秀樹(富士フィルム九州㈱ 総務部 安全環境統括部長)
(16:20~16:30 休憩)
16:30~17:45 パネルディスカッション
「地下水ガバナンスの社会への適用-持続可能な地下水の保全と利用を
目指して-」
・コーディネーター:
田中 正
(「地下水ガバナンス等調査・研究グループ」代表、筑波大学 名誉教授)
・パネリスト:
千葉知世(阪南大学経済学部 准教授)
遠藤崇浩(大阪府立大学現代システム科学域 准教授)
八木信一(九州大学大学院経済学研究院 教授)
帰山寿章(一般財団法人 水への恩返し財団 事務局長)
中庭光彦(多摩大学経営情報学部事業構想学科 教授・ミツカン水の文
化センター アドバイザー)
高木秀樹(富士フィルム九州㈱ 総務部 安全環境統括部長)
辻村真貴(筑波大学生命環境系 教授)
・コメンテーター:
宮﨑 淳(創価大学法学部 教授)
・オブザーバー:
塚原隆夫(内閣官房水循環政策本部事務局 企画官)
17:45~17:50 閉会挨拶 日本地下水学会 企画委員長 中島 誠

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