記憶の旅 中庭光彦の研究室

都市や地域の文化について

多摩大イノベーション・エコシステム研究会 大田区取材

 大田区というと東京都の工場数一位で、「ものづくり集積」のイメージが色濃く残っている。しかし、現在、大田区産業振興部は羽田イノベーションシティに出先機関を設け、次の段階に導こうとしている。

 職人の技術に誇りをもち、コミュニティで水平分業の強みを出していたが、なかなか付加価値をつけられない。町工場というと、こんな悩みをイメージするかもしれない。この悩みは、実は地域活性化の悩みともまったく重なっている。そして、ブレークスルーしようとしている若手企業者が各地で活躍している。それは大田区でも同じだろうと思い、「多摩大学イノベーション・エコシステム研究会」(中庭、野坂准教授、樋笠専任講師、新西専任講師という私以外若手のチーム)をつくり、まずは大田区の若手企業家のインタビューを始めた。今後イノベーション・エコシステムのデザイン手法を構築する。

 まず、大田区の産業振興の実態をインタビューにうかがった。その後、極東精機製作所にもうかがっており、取材レポートは多摩大学の研究HPに掲載する予定。

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