記憶の旅 中庭光彦の研究室

都市や地域の文化について

水辺をいかした観光まちづくり in 地方 もっとガバナンスを

 この3年「かわまちづくり」の手伝いをしているが、『リバーフロント』に「水辺をいかした観光まちづくり」を寄稿した。

 集積効果を利用できる都市のかわまちづくりは、いろいろと知恵が集まるのだが、そうはいかない地方のかわまちづくりでは、難しい。おもしろい事業に関わるステークホルダー達の実践コミュニティをつくるしかない・・・という話を書いた。

http://www.rfc.or.jp/pdf/vol_89/p017.pdf

 台風19号の被害が、相対的には都心よりも地方がひどく、回復も遅い。地方の脆弱なレジリエンスが台風で明らかになってしまった。観光を考えることはサスティナビリティについて考えることと同じである。治水の構造が変わるとすれば、「地方のかわまちづくり」には、もっと「かわまちガバナンス」の知恵を注ぎ込まなければならない。